豊富なコンテンツと使い勝手の良さで人気の動画配信サービス「hulu」
せっかく家で動画ライフを楽しむなら音質にもこだわりたいという人は、各動画配信サービスがどんなサウンドシステムを採用しているのかが気になりますよね。
そこで、老舗で大手動画配信サービスであるhuluは5.1chに対応しているのか、また対応している動画配信サービスはどれなのかを紹介していきましょう。
Contents
huluは5.1chサラウンドコンテンツの開始スタート
2020年の時点では5.1chサラウンドシステムは非対応でしたが2021年になってついに5.1chサラウンドコンテンツの配信が開始されました。
オンライン動画配信サービス「Hulu」は、同サービス初となる、4K/HDR対応&5.1chサラウンドコンテンツを本日3月5日から配信開始。オリジナルドラマ「THE LIMIT」をはじめ、「レオン 完全版」「オーシャンズ」など映画作品もラインナップする。
出典:PHILE WEB
huluの音声システム
huluの音声にはステレオシステムと呼ばれる左右から音が発生されるシステムが採用されていますが、実際に動画を見ている限り、音響がイマイチだなと感じることはありません。
より音響効果にこだわりのある人にとっては、もしかしたら物足りないのかもしれませんが、普通に視聴するにあたっては何ら問題なく臨場感も味わえる程度となっています。
5.1ch サラウンド対応作品の検索方法
Huluアプリを開きます。
左側のメニューから検索を選択。
「4K UDH・HDR・サラウンド」にチェックを入れ、「絞り込む」を選択してください。
※ カテゴリ、ジャンルなどの他の絞り込みと併せて検索することも可能です。
視聴中の作品が 5.1ch サラウンド に対応しているかは、再生時の画面上にて確認が可能です。
出典:どの作品が Hulu の 5.1ch サラウンドに対応していますか?
5.1chサラウンドシステムに対応している動画配信サービスを紹介
- U-NEXT
- Netflix
- Amazon prime vido
- TSUTAYA TV
各サービスの主要ポイントを比較してみましょう。
動画配信サービス | 月額料金 | 音声 | 画質 | 作品数 | 無料トライアル |
hulu | 1,026円 | 2.1ch | フルHD/4K対応も有 | 6万本以上 | 14日間 |
U-NEXT | 1,990円 | 7.1ch対応有 | フルHD/4K対応も有 | 18万本以上 | 31日間 |
Netflix | ベーシックプラン→800円 スタンダードプラン→1,200円 プレミアムプラン→1,800円 | 5.1ch対応 | ベーシックプラン →SD対応 →4K対応 | 非公開 | なし |
Amazon prime vido | 550円 | 5.1ch対応 | HD/4K対応も有 | 非公開 | 30日間 |
TSUTAYA TV | 933円 | 5.1ch対応 | HD対応 | 1万本以上 | 30日間 |
上記のように、5.1ch対応の動画配信サービスを比較してみると、U-NEXTが多くの比較ポイントで優位となっています。
ただ、月額利用料金が高めの設定であることが弱点といえるでしょう。
また、5.1ch対応(ドルビーアトモス)作品をU-NEXTで検索してみると、なんと10作品のみという結果になりました。
5.1chに対応しているとはいえ、作品数の少なさが残念なところです。
ちなみに現時点(2020年10月)でU-NEXTで5.1chに対応している作品は以下となります。
- ジェミニマン・・・主演/ウィル・スミス
- ロケットマン(エルトン・ジョンの半生)・・・主演/タロン・エジャトン
- バンブルビー・・・主演/ヘイリー・スタインフェルド
- ミッションインポッシブル・・・主演/トム・クルーズ
- ラ・ラ・ランド・・・主演/エマ・ストーン
- 貞子VS伽耶子・・・主演/山本美月
- リップヴァンウィンクルの花嫁・・・主演/黒木華
- アイ・フランケンシュタイン・・・主演/アーロン・エッカート
- レクイエム・・・主演/リーアム・ニーソン
- ZARD(厳選ライブ映像)
音響やが画質など、多くのこだわりがある人にとってのおすすめ動画配信サービスはU-NEXTで間違いないですが、そうでもない人は料金や見たい作品が配信されているかなどで、どのサービスに加入するか検討してみてください。
そもそも5.1chとは、どんな音響システム?
実は5.1chのこと、よく分かってないんだよね。
そうなんだ。じゃあ今から簡単に説明しておくね。
5.1chサラウンドシステムとは、もともとは映画館などで臨場感や立体感のある音響効果を再現するために開発されたサラウンドシステムです。
前後・左右+正面の5方向のスピーカーに+低音ウーハーで構成されています。
動画を見たり、音楽を聴いたりしている人を取り囲むようなサウンドで、作品の中に入り込んだような気分に浸れるのが魅力となっています。
さらに7.1chは、前後・左右+正面の5方向のスピーカーに+低音ウーハー、そしてななめ後方に2つのスピーカーを追加した、5.1chの上位版になっています。
最近では9.1chや11.2chなどと進化するオーディオシステムですが、音響にこだわる人でも7.1chであれば、もう十分だという声も多いのが現状です。
5.1chの音響を体感するために必要なもの
加入した動画配信サービスが5.1chに対応しているからといって、再生さえすればその音響効果を体感できるのかというと、そういうわけではありません。
ちなみに、5.1ch対応作品をサラウンドシステムを通さず再生すると2.1chのサウンドになってしまいます。
5.1chの音響で作品を楽しむには、その音響を発生させるシステム(機械)が必要になります。
- 5.1chサラウンドシステムセット
- AVアンプ
- 5.1chサラウンドシステム対応ヘッドホン
- 5.1chサラウンドシステム対応テレビ
5.1chサラウンドシステムセットで2~3万円から、AVアンプはあれば良しでサウンドシステムにセットされている場合もありますが、単体だとこちらも2~3万円。
もちろん何十万とするものもあります。
また、最も手軽に5.1chを感じられるのがヘッドホンです。
ただ、ヘッドホンといえども5.1ch対応となると2万程度してきますので、5.1chを堪能するにはそれなりの装備を揃えておく必要があるのです。
どこまで音質にこだわるのかは人それぞれですが、5.1ch対応を動画配信サービスを選択するポイントにするなら、システムも揃えておくのが基本となります。
今後5.1chに対応する動画配信サービスが増えてくるのか、huluが対応するのかは不明ですので、一般的に動画配信サービスを利用するだけの人にとっては、優先順位は低いかもしれませんね。
まとめ
私はそこまで音響にこだわらないから、配信作品で選ぼうかな!
そうね。最後におさらいしておきましょう。
①huluは5.1chに対応してる
huluの音声は、ステレオシステム。
5.1chには、今後対応する予定はなし。
②5.1chに対応している動画配信サービスは複数あり
- U-NEXT
- Netflix
- Amazon prime vido
- TSUTAYA TV
U-NEXTは7.1ch対応作品まで配信しているが、5.1ch対応ですら作品数がとても少ない。
③5.1chの音響を体感するには、それなりの装備が必要
- 5.1chサラウンドシステムセット
- AVアンプ
- 5.1chサラウンドシステム対応ヘッドホン
- 5.1chサラウンドシステム対応テレビ
など。
映画やドラマ・アニメなど、作品が壮大であればあるほど、視聴した際の印象が映像と音声でかなり違ってくるかもしれません。
映画館並みの臨場感を味わいたのであれば、ホームサラウンドシステムを設置するなどして、お家でもその臨場感を再現ことが可能です。
手軽に多くの作品をストリーミングで再生できる動画配信サービスを映画館並みの音声で楽しみたいという時には、この記事を参考に5.1chサラウンドシステムに対応しているサービスを選ぶようにしてください。
コメント